今回は社内で考案した新商品のデザイン案について、マーケティングの観点と、法律手続の観点からの注意ポイントをそれぞれまとめてみました。
マーケティングの観点
1.ターゲット市場の理解: デザインがターゲット顧客の嗜好やニーズに合致しているか確認する。
2.ブランドイメージの一貫性: 既存のブランドイメージやメッセージと整合性があるかを検討する。
3.競合分析: 競合他社のデザインと差別化できる要素があるかを評価する。
4.視覚的魅力: デザインが視覚的に魅力的で、消費者の注意を引くかどうかを考慮する。
5.ユーザーエクスペリエンス: デザインが使いやすく、消費者にとっての利便性を高めるものであるかを確認する。
法律手続の観点
1.著作権の確認: デザインが他者の著作権を侵害していないかを確認する。
2.商標登録: デザインに関連する商標が既に登録されていないか、または登録可能かを調査する。
3.意匠登録の検討: 新しいデザインが意匠権の対象となる可能性があるかを評価する。
4.不正競争防止法: 他社のデザインを模倣していないか、または不正競争に該当しないかを確認する。
5.消費者保護法: デザインが消費者に誤解を与えないように配慮する。
これらの観点を考慮することで、新商品のデザイン案が成功する可能性を高めるための一助となります。
【コラム著者】KO+U+SA事務所 行政書士/社労士 辻耕太郎 (京都府行政書士会/京都府社労士会所属)