前回の「ものづくり:新商品の名称を付す際に、その考案の手順と法的観点からの注意点」のコラム記事に続き、今回は商品に名称をつける時期の考え方について、以下に概要をまとめてみました。
1. コンセプト開発段階
商品の基本的なアイデアやコンセプトが固まった段階で名称を考えることで、ブランド戦略やターゲット市場に合った名称を選びやすくなります。
2. プロトタイプ完成後
プロトタイプが完成した段階で、実際の製品を基に名称を考えることで、商品の特性や特徴を反映した名称を選ぶことができます。
3. マーケティング戦略策定時
マーケティング戦略が策定される際に、名称を決定することで、プロモーションや広告活動に一貫性を持たせることができます。
4. フィードバック収集後
ターゲット市場からのフィードバックを収集した後に名称を決定することで、顧客の反応を考慮した名称選定が可能になります。
5. 最終確認段階
商品の最終確認段階で名称を決定することで、全体のデザインやパッケージングと整合性を持たせることができます。
これらの考え方を参考にしながら、商品開発の進行状況や市場のニーズに応じて、最適なタイミングを選ぶことが重要です。
【コラム著者】KO+U+SA事務所 行政書士/社労士 辻耕太郎 (京都府行政書士会/京都府社労士会所属)